硫黄島
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この島はかっての流刑の島・鬼界ヶ島として有名です。平家討伐を謀って島に流され、独り許される事なくこの島で果てた僧・俊寛の物語りは良く知られています。島に上陸して一番に目についたのが海に向って立つ俊寛の姿でした。
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俊寛像             町並み 遠くに硫黄岳
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真っ赤な海と断崖に囲まれた南海の孤島という感じ。曇り空の夕方だったこともあって、「失われた世界」を思い出しました。村を取り巻く断崖からは時折「キェ〜!」と不気味な声がこだまします。翼竜が飛んできそうな気配です。村を歩いて、この不思議な声の正体が解りました。クジャクでした。村の中をクジャクが散歩していました。静かな小さな村ですが安徳天皇の御所跡や墓地、由緒ある神社、伝説の島です。そしてアフリカのリズムジャンベスクールを持つ島としても有名です。ジャンベの小径を上って行くと立派なジャンベ会館もありました。俊寛像の側には三島総合開発センター。そして島の小中学校、校庭で遊ぶ子どもたち。何処の島に行っても学校をのぞいてみます。なつかしい光景です。
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火山島なので温泉は本格的です。何カ所か素晴らしい温泉があって、ここに入るためにわざわざ硫黄島を訪れる人もあるそうです。民宿もありましたが私は船に戻って豪華な夕食を作り(チャンポン)暮れて行く島の景色を見物。断崖の上に橋がかかっています。行けませんでしたが断崖の先端が「恋人岬」口永良部島や屋久島を見ることができるそうです。夕暮れが迫り、クジャクがねぐらに帰るのでしょう、けたたましい叫び声が響いて、やがて波の音だけの静かな夜です。
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